講演時間(9:30〜16:30・昼食休憩時間12:30〜13:30を含む)
主講演論旨: コンサルをして感じる「中小ゼネコン社員のリスク意識を共に考える」
はじめに 建設会社における土木技術者と建築技術者の違い。 9:30〜10:00
1 新人現場技術者に対する育成方針とその後の展開 10:00〜12:00
現場での教育と社員の自己啓発
2 安全管理 12:00〜12:30
安全勘を如何に養うか
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昼食休憩 12:30〜13:30(60分)
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3 工法、構法と構工法の技術開発と現場展開 13:30〜15:30
社会情勢に合った「無理、無駄、ムラの 少ない構工法開発・展開」
4 これまでの技術開発と、これからの技術開発 15:30〜16:00
コンピューターの普及の歴史と、これからの技術開発
BIMの今後とコロナ後の建築計画
5 工事成績評定と技術提案書16:00〜16:30
発注者の要求に如何に対応するか
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講演内容
【A(午前)】(9:30〜12:00)
はじめに
建設会社における土木技術者と建築技術者の違い。
1 新人現場技術者に対する育成方針とその後の展開
1-1 OJT(On the job Training)教育
・ 学校教育の理論先行型学習では実務でなかなか役に立たない。
・ 特に、新入社員の時は、その会社の「金を稼いでいる部署で雑巾がけ」をすべきである。
・ 現場での通常勤務の中で、何を考え、同時に、今後、何を実行していくかを考える。
・ 現場員教育の基本はOJTにあり、私が新入社員時に現場で受けた教育を説明する。
・ 現場は東京都にある地下2階地上12階のビル工事であった。
現場着任当時、現場は解体工事中で、3ヶ月後に本工事が始まった。
・ 私は、何も分からない中、先輩の現場員の皆さんに教えられながら、山留・根切・切梁工事の各段階の構造計算〜施工を計画した。
【B(午前)】(12:00〜12:30)
2 安全管理
現場での安全管理の基本は毎日の現場巡回にある。
・ 安全管理の基本は毎日同じ時間に同じルートを巡回する。石ころ一つでも、石ころ自身ではそこに存在しない。
・ 安全日誌に「気になる安全項目」を毎日記入すると、安全への勘が生まれる。
万が一、事故を起こした時でも、その記入内容が後日大変な助けになる。
・ 安全の勘とは「壁の向こうの見えない所で、何が起きているかを勘じる」ことである。
参考: ドイツの現場事故 アメリカの現場の足場と手摺
【C(午後)】(13:30〜15:30)
3 工法、構法と構工法の技術開発と現場展開
3-1 在来工法の特殊性と独立性
3-2 在来工法の改良
? 毎日、同じ作業員で、同じ作業を繰り返す「DOC工法」開発と現場展開
? 毎日一階づつ躯体工事を進める「垂直DOC工法」開発と現場展開
? 階段状に躯体工事を進める「水平垂直DOC工法」開発と現場展開
3-3 構法
? 弾性設計から弾塑性設計への構法「MOS構法」開発と現場展開
? 超々高層建物の構法「CFT構法」開発と現場展開
【D(午後)】(15:30〜16:00)
4 これまでの技術開発と、これからの技術開発
? コンピューターからパソコンへの普及の歴史
? これまでの技術開発と、これからの技術開発
? 中小ゼネコンのBIM対応の今後
【E(午後)】(16:00〜16:30)
5 工事成績評定と技術提案書
? 工事成績評定は事務系部署が実施し、成績は過去の工事実績と入札価格などによる。
? 技術提案書には、設計・施工者名は隠されており、技術系評定者約5人の主観で判定される。
? 一般に、各提案者の独自性を出すのは難しい。
? 技術的なことを軽視できないが、むしり安全管理、労務管理や女性雇用など一般的なことの方が
判定官の目を引くことが多い。
? 一般に、公務員と民間社員とは立場が違うことを十分認識することが重要である。
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